「学校と生活の選択の幅を広げる」ことは、障がいのあるなしに関わらず、子どもたちが幸せに生きる一つの方法なのだと思います。私たちは子どもたち一人ひとりの気質・人柄に合わせた療育を行い、家族、地域社会、協力機関・者と連携し、学校と生活の選択の幅を広げる支援をしていきます。
「子育てと仕事の両立を応援したい」その想いでもりのなかま保育園がスタートしました。実際に運営していく中で、障がいのある子どもを預かることが度々あり、その子どもとの関わりの中で統合保育の難しさと、障がいの子どもをもつ保護者の抱える悩みやストレスを目の当たりにしました。
それらの実体験から、一人ひとりの子どもの発達と向き合い、共に成長していきたい。そして家族が子どもたちと気持ちの余裕を持って優しく向き合うことができるように支援していきたい。そしてその想いが形となり、児童発達支援事業/放課後等デイサービスを開設することとなりました。
どんな施設なの?と言う質問を多く受けます。わかりやすく言うと、発達に偏りや特性のあるお子さんが通う、保育園、児童館のようなものをイメージしていただければと思います。児童福祉法に定められた、行政の認可の元に運営をする事業です。
[児童発達支援事業所]
主に2歳~6歳の発達に偏りや特性のある就学前の子どもたちが通うことのできる施設です。日常生活における基本的な動作や知識・技能を学び、集団の中で生活できるように身体や精神の発達を促します。一人ひとりに合った指導及び保育・療育を行います。
[放課後等デイサービス]
小学生~高校生が学校終了後や学校休業日(夏休み・秋休み・冬休み)に、生活能力・学力などの向上のために必要な療育、預かりをし、地域社会との交流を促します。多様な活動の中で、一人ひとりの気質や希望を踏まえたサービスを提供します。学校、他の専門機関との連携・協同をしながら、子どもたち、その家族の支援を行います。
お子さんの強みを見出し、一人ひとりの特性に合わせた特徴シートを作成。その上で保護者の希望も踏まえ日々の活動に取り入れます。そして、苦手なことを減らすための方法を探していきます。
※ご家庭からご家庭に、学校からご家庭まで送迎致します
(時間帯、距離によって事業所までお迎えに来ていただくこともございます)
★「I=子どもたち が 自分らしさを見つけ 自分らしくいられるよう
am = もりのなかまとして I に寄り添う場所になれるよう」
ひとりひとりが枝を広げ、葉を繁らせ、実を実らせられる木となり、それが集まり森となる。
もりのなかまを共に創っていきたい。
★「all for mother」
子どもは社会全体で育てるという意識のもと、家庭や学校、社会との架け橋となれる存在でありたい。
子育てをしているすべてのお母さんたちと一緒に子どもの成長をサポートし、喜びも大変さも分かち合いたい。
『子どもたち、その家族、地域の人々、一人ひとりに寄り添う居場所となる』
という意味を込めてこのネーミングをつけました
こだわりが強い、コミュニケーションが上手にとれない、感覚が過敏などの症状が特徴です。また、知的障害のない自閉症を「高機能自閉症」と言います。 自閉症も、こだわりの強い人から弱い人、言葉のある人からない人、までいろいろな段階が連続して存在おり、カナー型自閉症、アスペルガー症候群、自閉傾向、軽度の自閉性などはそれぞれ独立した別々の発達障害ではないとする見方が主流です。 どこにも線引きはなく、地続きであるという状態です。
読む、聞く、書く、計算する、推論するなど、ある種類の学習能力の取得に困難がありますが、全般的な知的発達の遅れはありません。 苦手なのはある特定の分野だけなので、発見が遅れがちになります。
集中できない注意欠陥、じっとしていられない多動性、衝動的に行動する衝撃性の3つの特徴を持ちます。 目の前の出来事に反射的に反応するので、結果を考えて行動するのが難しいようです。
『発達障害』のおもな原因は、脳の機能障害です。
最近の研究では、前頭前野や大脳辺縁系、大脳基底核の働きが低下していると考えられています。 また小脳や神経伝達物質の異常も大きな原因の1つと考えられていますし、遺伝も関わっていると考えられます。
自閉症スペクトラム (ASD) や学習障害 (LD)、注意欠陥・多動性障害 (ADHD) などを総称して 「発達障害」と呼んでいます。
知的な障害を伴うこともありますし、これらの症状が複雑に重なって現れることもあります。
発達障害は見た目ではわかりにくいせいか、いろいろな面で誤解されることがあるようです。 でも、さまざまな領域すべてが遅れているわけではありません。むしろ優れている領域もたくさんあります。
得意なことと不得意なことの差が大きいのです。
そのせいで支援の必要性が見落とされ、困った行動ばかりが目についてしまいがちです。 周囲からの理解がないと、人と異なる行動を問題行動と誤解され、怒られてしまったりいじめられてしまったりなど、傷つけられることも多くなってしまいます。
また「できるはずなのにできない」「真面目に受け答えしているのに人間関係がうまくいかない」などとお子さん自身が感じ、不安になったり苦しんでしまうこともあります。
ですから、「みんなと同じ」を求めすぎず、そのお子さんの良さを見つめて保育をしていく必要があります。
持って生まれた素質の「いいところ」を見つけ、困ったところを支援し、どんな環境を整えるかで、発達障害の子供たちの力はのびやかに発揮され、将来は変わっていきます。