お知らせ
マイコプラズマ感染症について🤧
こんにちは
もりのなかま保育園二島ひよこ園病児保育室看護師です🎵
今回は、マイコプラズマ肺炎の特徴や症状、対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください✨
マイコプラズマ肺炎とは
子どもに多いマイコプラズマ肺炎は、病原体である「肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニア)」による呼吸器感染症です。潜伏期間が長く、自覚症状がないまま出歩いて人に感染させてしまうおそれがあることから「歩く肺炎」とも呼ばれています。
マイコプラズマ肺炎の症状
マイコプラズマ肺炎にかかると、通常2〜3週間の潜伏期間を経て、発熱、倦怠感、頭痛などの風邪症状からはじまります。その3〜5日後から乾いた咳が出始めることが多く、徐々に強くなってきます。解熱後も咳は3〜4週間ほど長く続くのが特徴です。
多くは気管支炎で済み、軽い症状が続きます(一般に、小児の方が軽症で済むと言われています)が、一部の人は肺炎など重症化することもありますので注意が必要です。また、5〜10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を伴う例も報告されています。
マイコプラズマ肺炎に感染したら?
マイコプラズマ肺炎と診断されたら、抗菌薬(抗生物質)によって治療します。軽症で済むことが多いですが、重症化することもあるので注意しましょう。また、家庭では、体を休め、水分を補給しながら過ごしましょう。
マイコプラズマ肺炎で保育園や幼稚園を休む期間は?
こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)によると、マイコプラズマ肺炎にかかった場合の登園の目安は「発熱や激しい咳せきが治まっていること」とされています。ただし、病状により医師が感染の可能性がないと認めるまでは登園・登校停止の措置が必要と考えられますので、医師の指示に従うようにしましょう。
マイコプラズマ肺炎にかからないための対策や予防法は?
マイコプラズマ肺炎に対するワクチンは開発されていません。咳やくしゃみなどによる飛沫感染、手指を介して感染する接触感染により広がりますので、流水と石けんで十分に手を洗い、うがいをしっかり行って感染を予防しましょう。また、家族内感染や再感染も多くみられるので、タオルを共有しない、感染者との接触をなるべく避ける、看病する際にはマスクを着用するなどの工夫も心がけることが大切です。