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R5年度最後の食育🐟きりん組
新年度が始まり早くも2週間が経とうとしていますね。
卒園児さんたちは小学校がスタートし、元気に向かっている事でしょう!
今日は卒園児さんが3月に行った保育園で最後の食育を紹介します。
この一年間、「お味噌汁」「焼き味噌おにぎり」「ふろふき大根と甘味噌」と味噌を使った料理を作ってきました。
様々な経験をしてきた子どもたちが最後に取り組む味噌料理は、
「サバの味噌煮」です!
一年を通して、食に関する興味関心以外にも、道具の扱い方や火に対する安全な距離感、手を綺麗にするなどの衛生管理も育まれてきた子ども達だからこそ「青魚料理」にも挑戦できると思い、今回の食育に取り組みました。
板前服もすっかり板についたきりん組。
調理の開始です!
はじめに「サバを見たことある?」と聞いてみました。
手を挙げた子はちらほら…。昨今、一匹丸々の姿を見る機会はなかなか無いですよね。
まずは立派なサバを見て見ることにしました。
「模様がついている!」「迷彩みたいだね」
「鱗ある?」「これがヒレでしょう?」
と興味津々の子どもたち。
「ヒレは何枚あるでしょうか?」
「うーん、3?」「6?」
「数えてみようか!」
「1.2.3…」
背ビレの棘も加えるとなんと17枚もありました!
「そんなにあるとは思わなかった…!」
実際に手に取ってみることでわかることがありますね👀
全体の観察を終えた後は、
栄養士さんが目の前で輪切りにしてくれました。
包丁で骨を断つ音や、うっすらと滲む血に少し緊張した面持ちの子どもたち。
「これが骨で、お腹に内臓があるんだよ」
「すごい」
「なんかタコみたい」と骨の断面をタコの口に見立てた感想が聞こえてきましたよ。
サバを煮込んでいる間に、サバの頭も観察しました。
魚は水の中でエラで息をしている事や、
口の中を見て「舌が黒い!」「歯が無いってことは、嚙まないでご飯食べてるの!?」と沢山の発見がありました
サバの味噌煮はまずサバの臭み取りから行います。
沸騰したお湯に切り身を入れていきました。
湯気やお湯はねに気をつけて上手に身をくぐらせることが出来ました☆彡
下処理が終わり、お味噌を合わせて炊いていきます。
味噌、みりん、酒、砂糖を混ぜ、火に通した合わせ調味料と生姜で味付けました。
生姜は臭みを取るという話から「あ!さっきのお湯と一緒だね!」と気づく子もいました。
「そんなにしないと魚って臭いのかな?さっき(生魚)は臭くなかったけどな」という呟きも聞こえてきましたよ
サバを鍋へ戻す際も、味噌がはねないように、そして魚同士が重ならないように慎重に入れていきました。
炊かれた味噌の香りに食欲がそそられますね😋
味が染みるまで、「まだかな~?」と我慢です!
落とし蓋をすることを話した際、クッキングシートの他にも、専用の蓋やアルミホイルがあることを伝えると
「ってことはさ、この紙とアルミホイルはどっちが強いのかな?」という声が…。
柔軟な疑問に驚きです!
栄養士さんが子どもたちに分かりやすくキッチンペーパーとアルミホイル、それぞれの良いところを話ししてくれました。
それぞれの強みを知って、「良いところを選んで使うんだね」と子ども達も納得の表情でした。
煮汁を煮詰めている間は、秘伝の書をおさらいしました♪
調理の仕方を見返して、「あっ!焼くのと炒めると、煮るのとやったね!」「中火と弱火も見たね」「焼きおにぎりは炊くのと焼くのと併せたやつだ!」と食育の思い出がたくさん出てきました😌
思い出を振り返っていくうちに、
「サバの味噌煮」の完成です!
実が崩れないように、そうっとトングでよそっていきました。
手際も良く、すぐに食事の用意も整いました。
きりん組保育室では最後の食事と思うと、感慨深いものです…🌸
「いただきます!」
味はもちろん
「おいしい!」
みんな夢中で食べていました♪
生姜を食べてみたい!という子も。一緒に煮た生姜を食べての表情です👀
「からい」「食べられるけど食べないかな」
大人味だったようです😅
輪切りのサバで作った味噌煮から出てきた骨と自分の指の長さを比べてます!
「同じくらいの長さだったよ!」「堅そうだね!」
食べている間も気付きがたくさんありました。
もぐもぐ+を通して、食への興味関心はもちろんの事、和の伝統文化や数の概念など様々なことに気付き親しんできました。
新しい環境でも同じようにたくさんの経験に挑戦して、楽しんでいってほしいと思います🌈
そして、今年度でも「もぐもぐ+」をさらに充実させて楽しんでいきたいと思いますので、どうぞ更新をお楽しみに🍲🍴