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呼吸器症状が増える秋🍁
朝晩は冷え込み、秋らしくなってきましたね🍁
1日の中での寒暖差や、気圧の変化(また台風が近づいていますね😓)が大きい秋には呼吸器症状が見られる人が多くなります
喘息が悪化しやすい時期である他、RSウイルス感染症やマイコプラズマ肺炎にも注意が必要です😷
また、秋の花粉症の代名詞でもあるブタクサの花粉は、春のスギ花粉に比べて小さく 気管支まで到達しやすいため、秋は花粉症でも咳が起こりやすいと言えます。
そして、日中には落ち着いているのに、寝始める時/深夜/明け方に咳が出る子どもが多く見られます。これまで不思議に思った事はないですか❓ 簡単ですが理由と和らげる方法についてご紹介します
◎なぜ夜間に咳が増えるのか ~簡単なメカニズム~
・夜は 休む神経の副交感神経が優位になるので、気管支が狭くなってくるので咳が出やすくなる
・体は温まるが空気は冷えているため、温度差が刺激になる
・横になって休んでいるため、鼻水や痰が喉に落ちてくる
・睡眠中に口呼吸が続くと、喉の粘膜が乾燥して咳が出やすくなる
◎咳を和らげるためには
・乾燥していると咳は出やすく、喉の炎症も治りにくいため加湿しましょう(加湿器のフィルターが汚れていると、かえって咳を誘発してしまうため、フィルターの掃除はこまめに行いましょう)
・寒い時には空調で温度調整をする
・温かい飲み物を飲ませる(水分補給は大切ですが、冷たい物は喉を刺激して咳の原因になります)
・こまめに掃除しておく(ほこりやダニは、アレルギーがなくても刺激となり咳の原因になります)
・咳が激しく、眠れない時には大きめの枕/クッション・掛布団などで上体を起こし、膝を曲げられる姿勢で寝かせる
・1歳以上の子であれば、寝る30分ほど前に はちみつをお湯に溶かして飲ませる
夜間に子どもの咳が酷くなると、病院も開いておらず焦ってしまいますよね
そんな時のために、上記の情報を頭の片隅に置いておいてもらえればと思います
咳込んで夜中に目が覚めたとしても、あやしたり様子を見ているうちにスヤスヤと眠れるようであれば翌日の受診で大丈夫です。そのまま ゆっくり休ませましょう。
もしも、唇が明らかに紫色になっている、呼吸の際に胸がベコベコ凹んでいる、声がかすれて聞こえなくなるほど酷ければ、様子見ではなく夜間救急外来を受診しましょう⚠
日中に受診される際には、コロナの影響で呼吸器症状がある方の診療時間に制限がある場合もありますので、かかりつけ医に確認してから受診しましょう
熱など他の症状は無いけれど、咳が続いていて気になるな
そんな時にも、医療機関受診後に病児・病後児保育室の利用は可能ですので、ご相談ください
また、これから冬にかけてインフルエンザや感染性胃腸炎など感染症の流行が懸念されます。
いざ お子様が体調を崩した際にすぐに利用出来るよう、お子様が元気なうちに事前登録をお願いします