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身体を暖めすぎないで💦暖めすぎは乳幼児突然死の原因に!?
こんにちは。小田原園サイエンス+病児・病後児保育室です。
まだまだ朝と夕方が冷え、寒暖差がある時期です。
寒いとつい暖房のスイッチをいれて、設定温度を高めにしてしまいがちだと思います。
私自身も「足が冷える💦寒い。早くストーブに当たりたい」「たくさん服を着たい」と強く感じてしまうことがあります。
この暖めるといった行為は、身体には良い事に感じますが、悪いことに繋がってしまうこともあります。
この身体を暖める方法として、「重ね着をする👕」「毛布をかける」「暖房をつける」といった3つの方法があげられます。この3つの方法は大人が簡単にできる方法でもあります。
大人の場合、暖かくなると「暖房をoffにする」「上着を1枚脱ぐ」「毛布を使わない」など、簡単に体温調整ができます。
しかし、まだワクチンを接種していない乳幼児や1歳の幼児となると体温調整が自分ではまだ不可能であり、大人がこまめに衣類の調整や室温の調整を行う必要があります。💦
「赤ちゃんが身体を暖めすぎただけで乳幼児突然死症候群に繋がるの?」と疑問に感じる人も多いと思います。
赤ちゃんが起きている時や食事を食べている時などは、乳幼児突然死症候群になる可能性は低いです。睡眠中が一番なりやすいと言われています。
睡眠中に赤ちゃんが寒くないように「パジャマの上に1枚着せようかな」「毛布を追加しようかな」と着せすぎ・暖めすぎなどによって、赤ちゃんの体温が高体温になってしまいます。
このような、高体温状態を「うつ熱」といいます。
「うつ熱」は、風邪やインフルエンザなどの感染症とは異なり、環境などの身体の外からの起こる原因で発生します。
熱中症や日射病で起こる体温の上昇と同じです。
この「うつ熱」の状態になってしまうと、身体の中で2つの反応が起こります。
「熱を放出する反応」と「熱を作る、熱を上げないように抑える反応」です。
熱を放出させると、たくさん汗をかいてしまい体力が消耗し脱水傾向になってしまうことがあります。
大人の場合、ここで水分を摂取するか衣類調整で体温を下げることができます。しかし、乳幼児はそれが自分では出来ないのです。
乳幼児の場合、熱を作ることを抑えるため、身体は呼吸することを休んでしまい筋肉を使わないようにします。そのため必要な酸素を取り込めずに、乳幼児突然死症候群に繋がってしまう場合があるのです。
明確に最適な室温は決まっていませんが、睡眠時の赤ちゃんの最適な室温は「大人が肌寒いと感じる程度」と言われています。
「何か少し寒いな・・💦」と感じても、赤ちゃんにとっては快適な環境なのです。掛け布団の追加や厚着をさせないように気をつけましょう。
当然、うつ伏せ寝になっている場合も要注意です。乳幼児は肺などの呼吸器がまだ発達しておらず、うつ伏せ寝をすることで酸素を上手くとりこめなくなってしまいます。
胸の部分を圧迫しないように、仰向け寝や横向きに寝かせてあげましょう。
尚、もりのなかま保育園小田原園サイエンス+病児・病後児保育室では、お昼寝をする際は看護師と保育士が見守りを行っております。
身体の向きや掛け物の調整などこまめに行っておりますので、ご安心ください。
突然死症候群から園児を守るため、小田原園サイエンス+でも、お昼寝の時間は保育士が見守りを強化しています。✨
ご家庭でも、お子さんのお昼寝をする際は、見守りの方をお願いします。