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📺いつも流れる、あのテロップは命を守るためにあるってホント!?📺
こんにちは。小田原園サイエンス+病児・病後児保育室です。
だいぶ暖かくなってきて過ごしやすい時期になりました。
春になると新しいテレビアニメや番組が増えて楽しみになる季節です。お子さまと一緒にテレビでアニメを見るといった機会があると思います。病児保育室でも利用するお子さまから「先生、プリキュア見てるんだよ」「鬼滅の刃が大好き」と言った大好きなアニメの話を聞くことがあります。
アニメは子どもから大人まで大好きな人が多く、魅力的なキャラがたくさん出て来て始まるとドキドキワクワクするのは当然です
私自身も、テレビっ子だったこともあり、アニメを見て過ごしていたのを覚えています。
そしていつ頃からでしょうか?アニメが始まる前に必ず、「テレビを見る時は、部屋を明るくして離れてみてください」と流れるようになり、最近ではそのテロップが流れることが普通になっています。このテロップは元々は流れていませんでした。そして流すように呼び掛けたのは、仙台市の一人の医師と言われています。
その医師の専門は「光過敏性発作」というものです。
「光過敏性発作って何?」「光で何か発作が起こるの?」とピンと来ない人が多いと思いますが解りやすく言いますと、1997年に起きた「ポケモン事件」「ポケモンショック」が有名です。
この事件は、アニメポケットモンスターを見ていた子ども達が全身けいれん発作を起こしたという事件です。事件が起こった時間帯は夕飯前という事もあり親子で観賞、または兄弟で観賞していることが多かったと思います。テレビ画面では、高速にパカパカと光が点滅した映像が流れ、放送終了後には651人が体調不良を訴え救急搬送されました。その内の130人以上が意識が消失し泡を口から出して倒れてしまい入院をしたと言われています。
また軽い目の痛みや、めまいなど、何らかの影響を受けてしまった人は数千人に達したと聞きます。
倒れた後に意識が戻っても嘔吐や頭痛、不快感、記憶障害といった症状が続き、そのほとんどが4歳~12歳の児童でした
この時放送されていたアニメ映像は4秒間で赤と青の光の点滅が106回したと言われており、この光によって脳が興奮状態となり発作が起きたと言われています。
また「光過敏性発作」または「光感受性てんかん」と呼ばれるようになりました。
この事から、現在のテレビアニメやゲームは放送して身体に害がないように制作されて、アニメが始まる前にあのテロップを流すようになったのです。ポケットモンスターも放送が再開し、子どもたちが安心して観賞できるようになりました。
テレビは情報を取り入れることや家族でワイワイ楽しんで見ることが出来て、大好きな人は当然多いです。
しかし体調が悪い時や疲労を感じている場合は、テレビはお休みするようにすることも大切です。
また映画館やタブレット動画も同様です。無理をしないように、観賞しましょう。
もしテレビを見ていて、気分が悪くなった場合は身体を休めましょう。また発作が起きてしまった場合、119番し救急車要請することが大切になります。早めに専門医やかかりつけ医に相談することをおススメします。💦
最近のアニメは安全のために色を抑えて放送されていますが、人によって見ていて目が痛くなるなどの不快な気分になることもあります。
これは、子どもだけではなく大人も同様です。
どうしても見たい場合、目が痛くなるなどの不快感が怖い場合は、テレビから充分に離れて、透明な青色のサングラスを使用して観賞するとよいでしょう。透明な青色はチカチカする点滅、赤色の光の点滅刺激を抑える効果があると言われています。
尚、小田原園サイエンス+病児・病後児保育室ではテレビを見る時は、休憩を挟んで観賞するのと、点滅や刺激がないアニメDVDのみを取り扱っております。ご安心ください。✨
🍓先週の病後児保育室の様子🍓
先週は、インフルエンザA型の5歳の女の子の利用がありました。
回復期で咳と鼻水がありますが、水分も摂れて落ち着いている様子。
大好きなイチゴのチョコを食べながら、トムとジェリーをDVDを見て午前中は過ごしました。🐈🐀
不思議なゾウさんの電話の玩具を発見。🐘
「ピンクで可愛い」「ボタン押すと変な音がした」とニコニコです。
お昼のお弁当は少し早めに食べたよ。
ママのお弁当には、パスタと大好きなイチゴが入っていたよ。✨良かったね。
そして水分補給も忘れません。
午後はプリキュアのぬりえに挑戦。
「難しいな~。ドレス何色にしようかな~」と悩み考えながら塗ることができました。✨
ぬりえをした後は、少しお昼寝をしてママが来るまでのんびり過ごしました。
楽しく過ごすことが出来て良かったね。