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ヒブワクチンについて💉
3月も2週目に入りましたね
新型コロナウイルスの感染者が毎日のように報告され、学校の休校、行事の中止など外出の自粛も促されています💦
ショッピングモールなどの開店時間の短縮、のびすく、有料の遊び広場やゲームセンター、スポーツセンターなどは休止しているため、子ども達も家だけでは飽きてしまい、どのように過ごすかが課題になっています
私たちの施設も乳児、幼児を預かる施設です。新型コロナウイルスだけではなく、何の病気もそうですが、うつしたり、うつされたりしない様、今以上に手洗い、うがい、消毒を徹底し、体調の管理に努めてまいります。
さて、この間たまたま保護者の方から、「今ヒブワクチンが打てないんだ!」というお話を聞きました
そこでヒブワクチンについてちょっと調べてみました
ヒブワクチンとはどういうものか?
子どもがヒブに感染すると、脳を包む髄膜に炎症が起きる細菌性髄膜炎や、のどの奥が腫れて呼吸がしにくくなる急性喉頭蓋(こうとうがい)炎などの重い病気になるリスクがあります。後遺症が残ったり、死亡したりすることもあります
こうした病気を防ぐため、ヒブワクチンは、生後2カ月~5歳未満の子どもが公費で受けられる定期予防接種の対象となっています。1回打っただけでは十分な効果を得られないので、日本小児科学会が推奨するスケジュールでは、生後2カ月になったら4~8週間隔で3回、1歳になったら1回の計4回を受けることになっています。
なぜ打てなくなったのか?
国内で使われているヒブワクチンは、フランスの製薬会社サノフィが製造しています。昨年12月、同社はワクチンの注射針部分にさびが見つかる事例が日本国内であったと公表しました。同社のヒブワクチンは溶解液の入った注射器とセットで流通しており、他の注射器で代用はできません。その後、他にも注射針にさびが見つかったといいます。薬剤自体には問題はないですが、フランスの製造元で原因の調査が始まり、今年1月下旬から供給を一時取りやめていました。
日本国内で使われているヒブワクチンはサノフィ社製のものだけなため、医療現場ではワクチンが不足していたそうです。
でも2月25日、調査が完了し出荷が再開できることになったと発表されました。注射針のさびは、いくつかの要因が重なって偶発的に発生したものと結論づけ、今後は出荷前の検査を強化するとしています。
3月2日の週以降は順次、医療機関に納品が可能になる見通しです
かつては細菌性髄膜炎になる子どもが年間1千人ほどいて、その原因の6割ほどがヒブによるものでした。ヒブワクチンは2008年に国内で接種できるようになり、13年には定期接種化され、小児の細菌性髄膜炎の発症は激減しました。
重要なワクチンなので、供給が再開されたら必ず打てるよう、かかりつけ医に問い合わせを忘れないようにしましょうね💉