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保育園では何故おやつがあるの?おやつの目的は?🍩
こんにちは。小田原園サイエンス+病児・病後児保育室です。
ハロウィン🎃が終わり、色々なお菓子をもらって「見て!先生。こんなにもらったよ。おうちでおやつの時に食べるんだよ」とニコニコで話してくれました。
おやつの時間はご家庭でもきちんとあり、園児からも「3時だよ」「お昼寝が終わってから」と話されることがあります。
病児・病後児保育室でも、その日の利用する病児の希望や状態に合わせて、おやつの時間を設けています。
普通の保育園の場合、午前と午後におやつの時間があることが多いですが「なぜ、おやつの時間が2回なんだろう?」「おやつって何のためにあるんだろう?」と不思議に感じることがあると思います。
そもそも、おやつは「補食」と言い、朝食・昼食・夕食の3回のみでは足りない栄養を補うためにあります。
「何故、栄養の補いが必要なの?大人は、おやつ無しでも大丈夫なのに」と疑問にもつながりますが、その理由は、大人と子どもの身体や運動量の違いでもあります。
🍚大人と乳幼児の身体の違い🍞
・乳幼児は、栄養の吸収が大人よりも悪い
乳幼児の胃袋は、大人の1/3程度の大きさしかないため、1度の食事で摂取できる栄養は少なくなってしまいます。そのため、栄養の吸収も大人よりも悪くなってしまいます。胎児の胃袋は、真っ直ぐの形状で、ミルクを飲む赤ちゃんの胃袋になると形が大人に近づきますが、大きさは小さく、ミルクの吐き戻しなどしやすい状態で空気もたまりやすいです。
そのためミルクを飲んでから、胃袋にたまった空気をゲップをさせて出します。胃袋は乳幼児の場合だと、大人の胃袋に比べて未発達と言ってもよいと思います。
・乳幼児は、エネルギー消費量が大人よりも多い
乳幼児は大人よりも運動量も多く代謝が良いです。汗もたくさんかき、発熱の際も体力の消耗が激しくなります。そのためエネルギー消費量も多くなります。補食や水分で不足しているエネルギーを補給し脱水や栄養低下を予防する必要があります。
そしておやつの量も年齢によって異なってきます。
0歳児の場合、乳児の内はミルクでエネルギー補給で大丈夫です。10~11ヶ月になり3食離乳食を食べている場合、少量ずつおやつを提供していきましょう。
1~2歳児の場合、小さめの、おにぎりやバナナ、蒸したさつまいもなど、少し歯ごたえがある物を提供をすると良いでしょう。
3~5歳児だと、好きなおやつを選んで食べられる年齢になります。どら焼きやせんべいなど、ご家庭ではおやつを選んでもらい量を決めて提供するとよいでしょう。
また、おやつをたくさん食べてしまうと、食事に影響が出てしまいます。
一度にたくさん食べてしまうと消化不良になって腹痛がおきてしまう可能性もあります。乳幼児は胃の機能も未発達なので、消化するスピードも大人と比べて、のんびりです。消化の良いものを提供するか量をきちんと決めて提供するのがおススメです。
🍄最近の病後児保育室の様子🍄
最近は、急性上気道炎とインフルエンザA型の病児の利用がありました。
3歳のインフルエンザA型の女の子は久しぶりの利用となりました。
大好きなポポちゃんを見つけて「ミルクあげなきゃ💦お腹すいているよ」とミルクを飲ませてお昼寝もさせてくれる、おねえさんになっていました。
ポポちゃんが、お昼寝から起きたら、おんぶでお散歩をしたよ。
給食は、お箸を上手に使って食べることができました。
「お箸、練習中なんだよ~」と教えてくれました。
お昼寝から起きて午後は、メルちゃんと遊んだよ。
メルちゃんも同じ髪型にしてみたよ。
お熱もお薬が効いて上がらずに、楽しく過ごすことができて良かったです。
急性上気道炎の4歳と2歳の男の子は、4歳の男の子は病児保育の利用が初めてで不安な様子でしたが、大好きなパウパトロールのDVDが流れると興味津々な様子。
2歳の男の子は保育士の先生と一緒にトミカを並べて渋滞ゴッコをしたよ。時々、カバさんが出て来てビックリ。
2人で並んで一緒におやつを食べたら仲良しに。
「ぼくのおやつは、美味しいよ」とおやつの見せ合いっこをしました。
おやつの後に、レゴブロックで秘密基地作りをしたよ。
屋根も作って、これで雨が降っても大丈夫だね。
2人で秘密基地を作ってのんびり過ごしました。初対面で仲良くできるか不安でしたが、良かったです。