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子どもが病院で泣いたり暴れることは理由があるってホント!?😲
こんにちは。小田原園病児・病後児保育室です。
最近、「病院行ってきた。怖かったけど我慢して泣かなかった」「検査が痛くて泣いた」と病児保育室を利用するほとんどの子が話すことがあります。
お医者さんや歯医者さんが怖いのは、幼少の頃は誰にでもあったことだと思います。
私自身も歯医者で怖かったため大暴れしてしまい、歯医者さんをキックしてしまったという苦い思い出があります。
優しくされても白衣を見ただけで「ギャア~!!」と泣いてしまう子もいるのです。
そして不思議なことに気づいたときには、「あれ?怖くなかった」「泣かないで注射と検査を受けることができた」となっているのです。
なぜ、子どもは、病院を嫌がりお医者さんを怖がってしまうのでしょう?
その理由と原因は次の3つだという仮説がでています。
1.注射や検査が痛かったなど、過去の怖い記憶がある
検査は痛みが生じる、ものもあります。インフルエンザの検査も綿棒で鼻やのどの奥をぬぐって検体を採取するため大人でも不快な気持ちになってしまうものです。
そして注射は特に、針を皮膚に刺すことから当然痛みがはしります。💉
そのような痛い体験をしていまうと、「怖い」「痛い」といった記憶だけが残ってしまうのです。
具体的には、「検査で綿棒を鼻に入れられてグリグリされて痛かった」「注射や採血が痛かった」「注射のときに抑えつけられて怖かった」などです。
2.何をされるのかがよくわからない
病院という非日常的の空間で次に何が起こるかわからないまま診察が進んでいくと、子どもの気持ちの準備ができず恐怖を感じることがあります。
また「保育園のお迎えがいつもより早くて、嬉しい気持ちになっていたらワクチン接種のためお迎えが早かった」「公園に散歩に行くと聞かされていたのに病院だった」など嬉しかったことがあったがその目的が受診だった場合や聞かされていたことや想像していたことと違ったことが起きると恐怖心につながる場合があります。
子どもからしてみたら「えっ!?なんで病院!?」「こんなはずじゃなかった」という気持ちになってしまうと思われます。
3.「病院=医者=怖い・痛い」と刷り込まれている
普段から子どもが悪いことをした時に「悪い子は病院に行って注射してもらうよ!」と叱っていたり、注射を打つ前から「痛いよね。ごめんね」と声をかけてしまうと、子どもの中では「病院=医者=怖い・痛い」というイメージができあがってしまいます。
このイメージが染みつくと、実際にそこまで怖い思いをしたわけではなくても病院を嫌がるようになります。
病院の建物を見ただけで、泣いてしまう子どももいるそうです。
💉もし、子どもが病院で泣いて暴れてしまった時の対応方法💉
子どもが病院で泣いてしまい、暴れてしまうと診察や検査がスムーズに行かず、医師と会話をするのも一苦労になってしまいます。
そして病院や歯科医院は混んでいる時もあり、診察がスムーズに進まないと待合室で待つ患者が増えてしまう可能性もあるのです。
もし子どもが病院や歯科医院で泣いてしまった場合、検査を嫌がって暴れてしまった場合の対応方法を次に紹介していきます。
1.まずは抱っこをして安心させる
泣いてしまってどうしようもない時は、安心させて落ち着かせることを優先しましょう。
しっかり抱っこして立ち上がったり、背中をトントンして気持ちを落ち着かせましょう。
一番、子どもが安心するのは、ママやパパの抱っこです。
2.何をするのか具体的に伝えましょう
今から何をするのか?具体的に子どもに伝えましょう。ある程度話が聞くことができる4歳以上の子どもであれば、診察の流れを具体的に伝えてあげましょう。
「先生が心臓の音を聞くよ。ドキドキって音がするかな?」「機械で鼻水を吸うよ👃」など、ひとつひとつ言い聞かせることで、次やることがわかると、恐怖心が落ち着いていく場合もあります。
3.無理やりおさえすぎないようにしましょう
暴れるからといって強く抑えつけてしまうと、恐怖感が更に増してしまいます。抑えつけられたという怖かった記憶だけが残って病院を嫌がることにつながります。
できるだけ抱きしめるようにするとよいと思われます。
注射やインフルエンザなどの検査をする場合、抑えないと危ない場合は「動くと危ないよ💦」「少し抑えるね」と声をかけて動かすと危ない部分だけを抑えるようにしましょう。
🏥どうしたら子どもが病院嫌いにならないのか?🏥
「病院=医者=痛い・怖い」というイメージを作るような声掛けをしないことが大切になります。
「病院=元気になる」「病院=元気になって保育園に行ける」「病院=診察が終わった後に売店でお買い物」といったプラスのイメージを作るような声掛けをすると良いのかもしれません。
病院に行くことに対し、ポジティブな気持ちが持つことが、とても大切です。
また、保育園やお家で元気な時に、病院を身近に感じる事ができるように、病院ゴッコをしてみるのもおススメな方法でもあります。
パパやママ、保育士の先生がお医者さんになって診察をしたり、ぬいぐるみを患者に見立てて子どもがお医者さんになって診察をするといった遊びを取り入れて、病院で行われる診察や検査の流れがわかってきて怖さを和らげることにつなげられます。
そして、一番重要なことは絶対に嘘をつかないことです。「公園に行く」「買い物に行く」と話して「実は病院でした」という流れは、子どもにとって、裏切られた気持ちになってしまい、医者や看護師のことを信頼できなくなってしまいます。
病院に行くことをきちんと伝えて、「病気を治そう」「病院でお医者さんに診てもらって元気になって遊ぼうね」とポジティブに伝えていきましょう。
🚙最近の病後児保育室の様子🚙
小田原病後児保育室に、初めて利用してくれた子がたくさん来てくれました。
1歳の女の子と3歳の男の子の兄妹で、遊びに来てくれました。
初めは不安な様子でしたが、近くにお兄ちゃんがいて安心した様子。
保育士の先生と音楽が流れる玩具で曲に合わせて一緒に手拍子し。
お兄ちゃんは、保育士の先生が読んでいる絵本に興味津々な様子。
大好きな、おさるのジョージの絵本だったため、じっくり絵本を見ていました。
「こんな大きな救急車は見たことないよ~」と大きい救急車を見つけて、じっくり観察。🚑
遊び終わったトミカを、上手にお片付けできる、素敵なお兄さんです。🚙
お兄ちゃんが椅子に座ると、「私も~!!」と真似っこ。
お兄ちゃんの隣に座ってニコニコ。仲良しな兄妹です。
次は0歳の女の子でお腹の調子が悪く、利用となりました。おままごとでたくさんご馳走してくれました。
お気に入りの茶碗を見つけて、ハイポーズ。
ゾウさんの電話が気になった様子。☎
音が鳴り受話器を持ち、上手に「もしもし~」できました。
ゴロンしていたら、バイキンマンが接近。
手を伸ばして上手にキャッチできたよ。
アンパンマンの車にも挑戦。🚙
初めは緊張していた様子でしたが、ハンドルを上手に動かすことが出来ました。
アンパンマンの壁面に興味津々な様子。
扉を開けてみると、中には鏡があり「あれ?なんだろう?」と顔を近づけて見ていました。
ニコニコで楽しく過ごすことが出来て良かったです。
次は、3歳の男の子。お腹が痛くて保育園をお休みしていたため、心配でしたが病後児保育室に入ると「わあ~。玩具がいっぱいある」と気になる玩具を選んで遊びました。
カメラを向けると、ニコニコでハイポーズ。
大好きな、みかんゼリーを食べて少し元気が出て来たよ。🍊
午後は保育士の先生とたくさん遊んだよ。
「この玩具、見たことないよ~」とニコニコで大興奮です。
翌日も継続利用となり、おしゃべりカメラを見つけて、初めはカメラの音に興味津々な様子。📸
カメラがおしゃべりを始めると、ニコニコに。
昨日よりも食欲が戻って来て、おにぎりを食べて「美味しい」とポーズをとって教えてくれました。
早く元気になって、大好きな保育園のお友達とたくさん遊べるといいね。