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感染性胃腸炎について😷
1月になり一段と寒さが厳しくなりました
仙台では12月から少しずつ雪が積もり始めています
特に今日は朝から雪がたくさん降り続き、道路は大渋滞、交通機関にも影響が出ており、歩くにも雪道で歩きづらかったり、転倒している人も多く見られました💦
こういう時期は特に体を動かす機会が減り、免疫が落ちて風邪をひきやすくなったりなど体調を崩しやすくなります
この時期特に気をつけたい感染症に、嘔吐下痢を繰り返す感染性胃腸炎があります。代表的なものについて挙げてみたいと思います。
★ノロウイルス★
ノロウイルスは、牡蠣やシジミ、あさり、ホタテなどの2枚貝の消化管に潜んでいて、食べた人の腸内で増えます。
微量の菌でも感染し、1~2日の潜伏期間を置いて、悪寒、発熱、下痢、嘔吐、腹痛などの症状が出ます。
特に牡蠣は消化管を含めて生で食べることが多いので、発症の可能性は高くなります。
症状が治まっても2~3週間は便の中にウイルスが出ることがあります。二次感染をしないよう、十分な注意が必要です。
下痢の症状がある場合には、入浴は一番最後にするか、シャワーだけにした方がいいでしょう。
食事は油物は避け、野菜スープや味噌汁などの温かい物を薄味にして出しましょう。また、リンゴや人参は整腸作用があるのでリンゴのすりおろしを与えたり、人参をお粥に混ぜたりして調理するのもお勧めです。
毎日の予防には、調理前後の十分な手洗いはもちろん、調理器具を塩素系の漂白剤に浸けたり、熱湯をかけて消毒をしたり、食品を熱湯で1分以上加熱したりすることが有効です。
★ロタウイルス★
乳幼児をはじめ子どもに多い急性胃腸炎を引き起こす感染症で、2〜3月にかけて最も多く発生します。
他のウイルス性胃腸炎に比べて白くて水っぽい下痢や、嘔吐の症状がはげしいことが多く、入院が必要となる小児 急性胃腸炎の原因のうち50%を占めるとされています。
水分が摂れない、おしっこの量が少ない または半日以上出ていない、目の周りがくぼんでいるなどの症状が出たらすぐに病院へ行きましょう。
治ったあとの免疫は不完全で、再び感染することもありますが、通常二度目は重症にはなりません。
また、予防のためのワクチンもありますが、接種年齢に制限があるので注意してください。
感染予防には、ノロウイルスの時と同じですが、玩具の消毒やおむつ替え後のまめな手洗いも効果的です。